【業界研究】目黒消防署一般公開に行ってみた―車庫周辺見学、はしご車体験搭乗編―

2026年1月12日月曜日

目黒消防署一般公開レビューの後編となります。


前編はこちら


車庫周辺を見ていきます。

最初に目に入ったのが目黒救助の出動範囲です。

(※画像に若干加工を加えています)


目黒消防署管内(目黒区)のみの出動かと思いきや、隣接している大田区や港区、品川区、世田谷区、渋谷区にまたがった大きな出動範囲であることが分かりました。


政令指定都市の消防であれば救助隊は1区に1隊配置されているので、それと比較すると東京消防庁の救助隊は出動率が高く、忙しい印象を受けます。

 

つぎに目に入ったのが「安全運行の心得」です。

1安全運行は、現場に確実に到達し、消防の任務を遂行する大前提である。

2安全運行は、機関員のみならず、乗車員全員による確認、気付き、意思疎通、行動によって成し遂げられる。

3車両運行には必ずリスクが存在する。危険を予測し回避する積極的な安全運行が肝要である。

と書かれています。

 

すなわち、

車両の運行は機関員のみの仕事ではなく、隊長や隊員全員で全うするチームプレーであるということですね。

今までの私が持っていたイメージでは、災害現場に到着してから仕事が始まると考えていました。しかしこのスローガン(特に1番目のもの)から感じられるのは、災害対応は車両に乗車した瞬間から始まっているということです。

 

 

―はしご車体験乗車―

今回の一般公開では、はしご車のバスケット体験搭乗も企画されていました。抽選式のため事前に申し込みをしていたところ、当選していました!


 

こちらが今回体験乗車するはしご車(目黒はしご)です。




特徴として目を引くのが黒いはしごです。

一般的なはしご車には銀色のはしごが搭載されています。

しかしこちらの目黒はしごには黒いはしごが搭載されており、赤と黒の配色が非常にかっこいいです。

ダイムラー社製のトラックシャーシ「エコニック1835」をベースに消防機器メーカーのローゼンバウアー社がはしごなどの装備を取り付けて制作されました。

 

現在のところ、このタイプのエコニックはしご車は東京消防庁管内では丸の内消防署、月島出張所(臨港消防署)、そしてこの目黒消防署の3となっています。

乗車する際、安全面からカメラ類は持ち込み禁止となっていたので残念ながらバスケットからの画像は無しです。

 

はしごを伸ばす際はほとんど揺れもなくスムーズに上昇していったので、エスカレーターに乗っているような感覚に近かったです。

当日は風はほとんどなかったため、揺れはほぼ感じませんでした。

しかし、同乗していた職員の方によると、強風の際にはしごを伸ばすとかなり揺れを感じるそうです。

 

はしごを最大(30m)まで伸ばしてもらい、渋谷区や品川区方向が見えるように少し旋回した後、戻りました。

絶景だったのですが写真にとれなかったのが残念です。(安全のため仕方ありませんが)

 

一通り満喫したため、この辺で今回の目黒消防署一般公開のレビューを終えたいと思います。

ちなみにですが、当然一般公開ということで当日は私以外にも老若男女問わず多くの方々が来場し様々なコーナーを見学したり、体験していました。

 

消防職員の他にも地元の消防団員達も応援に来ており、イベントのサポートを行っていました。このような面も消防団員の仕事ということですね。

 

消防署や出張所の一般公開は目黒消防署以外でも1年を通して開催されるので、是非一度見に行ってみることをお勧めします。

情報の入手先としては各消防署のHPでもいいのですが、東京消防庁アプリを使うとより効率的にイベント情報等を収集できます。

 

そして訪れた際は消防車両や車庫内の備品や掲示板、さらには来場者に対応している消防職員や消防団員の様子を詳細に観察すると良いでしょう。

 

詳細な観察が新たな発見につながり、消防業務の理解につながるかもしれませんよ。










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