【東京消防庁】2022年度Ⅰ類一次試験の合格発表まで約3週間!

2022年6月6日月曜日

 

査察広報車(東京消防庁 新宿消防署)


※試験合格は自身の努力が最重要であり、本記事の内容はあくまでアドバイスの一つとなります。絶対の合格を保証するものではないことをご了承ください。※

 

タイトルにもあるように一次試験の合格発表が約3週間後に迫っています。

 

先月27日には択一試験の正答が発表され自己採点した方も多いと思われます。そこで今回は合格発表までの過ごし方と二次試験(面接試験)に向けた対策についてアドバイスをしたいと思います。


● 今すぐ面接対策を!

一言で言ってしまうと自己採点で25点以上、論文も手ごたえのある解答ができたと感じている方は全員今すぐ面接対策に取り掛かることをお勧めします。


「でも政令市消防の1次試験対策もあるし・・・」

「もし合格していなかったら時間を無駄にしてしまうのでは・・・」


なんて言っている場合ではありません。

 

理由としては合格発表されてから対策し始めたのでは遅すぎるからです。

合格発表は629日(2022年6月5日時点)

面接試験日は714~21日(2022年6月5日時点)


の日程となっており、一見すると余裕があるように見えます。

また、小論文は本ブログでも解説している通り、自分の経験や知識を使って結論➡理由(根拠)の順に従って記述すれば誰でも合格点が取れる試験です。

 

しかし面接にて解答が求められる志望動機や自己PRなどは前提として自分自身の内面を深く探っていくことが求められます。これがただでさえ時間のかかる作業であることに加えて、ここで注意したいことは一度それらを作成できたからといって直ちに面接試験で通用するわけではないということです。

 




●客観性を磨く!

これらを面接で通用させるにあたって一番厄介な作業となるのが「客観性を磨く」ことです。詳しくは過去の記事

「面接で合格するということについて」

で紹介している通りなのですが、試験当日に担当される面接官はどのような価値観を持っていて、24時間勤務や内勤等様々な業務がある中でどのような経歴を辿ってきたのか、また男性か女性か、厳しい性格か優しい性格か全く予想がつかないわけです。

 

その中でいかなる面接官に当たろうとも自分の考えを理解してもらえる確率を上げるためには客観性を磨く以外に無いということです。

 

もしあなたが公務員予備校の受講生であれば一度自己PRや志望理由等を作成したら講師を片っ端から捕まえて面接練習を手伝ってもらうよう頼んでみてください(予備校にお金を払っている以上は当然の権利です)。

またゼミの教授や講師の方、アルバイト先の上司社員、先輩に社会人の方がいればその方でもいいです。

 

自分が一度作成した自己PRや志望理由を元に1人でも多くの人と面接練習を重ね、その練習を振り返りそれらを加筆、修正、改善を繰り返すことでより客観性が高まっていきます。

 

先述した通り、自分の内面を掘り下げていくことは時間のかかる作業ですが、この加筆、修正、改善もまた時間のかかる作業であり、面接を突破する上で非常に重要なものになってきます。

これらの一連の作業は12週間でこなせるほど簡単なものではありません。時間をかければかけただけ成果につながるものであり、これが1次試験合格発表後に取り組んでも遅すぎると述べた理由です。

 




●友人や家族を練習相手に選んでもいい?


ただ、これらの作業や面接練習に家族や友人を選ぶことはあまりお勧めしません。

理由としては就職の(消防士として仕事を行っていく)ための試験だからです。当然家族や友人とは親しく、気が合う人間同士なのは言うまでもありません。

しかし仕事とは自分と価値観が合う者と行えるとは限らず、多様な価値観を持った者と共に意見をすり合わせながら行う場合が多いです。その際に、多少自分と価値観が合わずとも相手とコミュニケーションし自分といい関係が築けられるよう努力しなければなりません。

その第一歩が面接であり、その対策を行う上で家族や友人があまりお勧めできない理由です。

 

長くなりましたが、最初にも述べた通り択一で25点以上、小論文も手ごたえのある解答ができた方は今からでも面接対策を始めてください。

そして様々な人と面接練習をする中で、志望理由や自己PRの改善になるべく多くの時間をかけてください。






●面接官に失礼の無いように!

このアドバイスは絶対の合格を保証するものではありませんが、これが受験生が面接前に行うべき最低限のマナーであると思っています。

面接官は時間とお金をかけて選考を行う立場であり、試験当日に受験生のように10分や20分面談しただけでは仕事は終わらないはずです。

 

試験の実施に向けて多大な労力を払っている面接官に失礼の無いように振舞うには、事前の徹底した面接練習の反復と志望動機などの改善の繰り返しを通じて試験当日に最高の自分を表現していくことだと思います。

そして欲を言えば面接途中ですでに面接官の心に採用を確定させる、また少なくとも選考過程で最後の最後まで採用するかどうか悩ませられる受験生になってほしいです。

一番もったいないのは面接中に不採用を確定されてしまうことです。緊張や自身の無さ、練習不足などで自分の発言が伝わらず、面接官に1ミリも理解されないまま面接が終了してしまうのはもったいないですし、面接官にも失礼であると思っています。

そうならないためにも事前の対策にしっかり時間と労力をかけて当日に最高の自分を表現できるよう努めて欲しいと思っています。

 

最後になりますが、参考までに過去記事「面接に合格するということについて」のリンクを貼っておきます。未読の方は是非↓↓↓

「面接に合格するということについて」

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