【平成24年度和歌山市消防 】人とのコミュニケーションで自分が大切にしていることを具体的な経験等をあげて述べなさい
荏原消防署(東京消防庁)
平成24年度和歌山市消防
「人とのコミュニケーションで自分が大切にしていることを具体的な経験等をあげて述べなさい」
私が人とのコミュニケーションで大切にしていることは相手の立場になって考えることである。コミュニケーションとはお互いの意思疎通を行うためのツールであり、自分だけでなく相手のことも考えながらコミュニケーションを取っていくことがプライベート面でも仕事の面においても信頼関係を築く基本となると私は考えている。
このように考える理由として焼き肉店での経験が上げられる。私は夕食をとるため都内のとある焼き肉店に入った。焼肉定食を頼もうとしたが肉の量が少ないと思い、追加で焼肉の単品50グラムを注文した。しかしオーダーを受けた店員に定食と単品を合わせて注文するより焼肉定食をラージサイズで注文した方が200円ほど安くなると提案された。改めてメニュー表を確認すると確かにラージサイズで注文した方が肉の量もほとんど変わらず、料金も安いことに気が付いた。一般的には店側としては利益を確保することが最優先であり、また客からの注文通りに食事を提供するのが仕事のはずである。しかしこの店員は私の注文の仕方から定食の肉の量が少ないという意図をくみ取り、あえてラージサイズでの注文を提案してきたということである。この時私は相手の隠れた意図をくみ取ったコミュニケーションがこれほどまでに気持ちのいい感覚を与えることができることを思い知った。そしてこの店員や店に対し深い信頼感を抱いたことを今でも覚えている。
現在はこの経験で学んだことを駅員アルバイトで活かしている。ホーム上での安全監視業務の際は持ち場を離れることはできないが、特に改札付近での案内業務の際は臨機応変にお客様への対応が可能となる。特に力を入れているのが窓口に並んで切符を購入しようとしている方への積極的な声掛けである。切符の種類によっては窓口に並ばずとも券売機で購入可能なものもある。そのため、並んでいるお客様にどのような切符をお求めか詳細に伺い、券売機で購入できるものに関しては速やかに案内し、お客様の時間短縮に貢献することを心掛けている。
このようにコミュニケーションを取る際は相手の言動から、実際の言葉として発されていなかったとしても心の内に隠れた意図をくみ取ることを大切にしていきたい。そして私が焼き肉店で感じた店員や店への信頼感を駅を利用する方々にも感じて頂けるよう取り組んでいきたい。
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