【2019年度東京消防庁Ⅱ類】チームワークの重要性とその醸成についての取り組み

2022年1月25日火曜日

 

照明電源車(東京消防庁 立川消防署)


仕事は常に状況や時間の経過と共に変化していくものであると私は考えている。もちろん職場内の誰もが自分に任された役割に沿って仕事を行うわけであるが、その役割のみの遂行に徹しているようでは想定外のトラブルや状況の変化に対応できず仕事がこなせないということも考えられる。

このような状態を防ぐためにもチームワークが欠かせず、職場内のメンバー全員がそれを意識していなければならないことであると私は考える。

 私は駅員のアルバイトを経験していたことがある。業務内容としてはホーム上で電車を監視し、お客様を安全に誘導するといったものである。しかし駅構内ではお客様同士のトラブルや迷子の発生、落とし物相談、事故対応や駅付近の道案内等多様な業務やトラブルが前触れもなく発生する。これらの対応は原則として社員の方々が対応することになっていた。しかし同時あるいは立て続けに発生した場合、必ずしも社員の方々が対応しきれるわけではない。そのような時は私のようなアルバイト社員であっても自分の役割を越えてでも同僚と共にできる限りの対応をしなければならないのである。ある時私が落とし物相談の対応を行った時のことである。駅構内の捜索や他の各駅への問い合わせをする際、応援を要請する前に同僚が2名駆けつけてくれたことがある。つまりその2名は私が応援を要請する前に私の考えを先読みした上で、自分たちがとるべき行動を決定し率先して駆けつけてくれたのである。

 

このことから私はチームワークを醸成するのはメンバー同士の信頼関係であると考えている。自分の役割に沿って的確に仕事をこなすことも重要ではあるが、同じ職場で働いている仲間がどう考え、どのように動こうとしているのか考えながら仕事を行うこともまた重要である。では、どのようにしてそのような信頼関係を養っていくかについては仲間に尽くしていくことであると私は考える。上記の駅員の仕事についても私はただで応援してもらっているわけではない。普段から私は率先して先輩や後輩問わずアルバイト社員が困っている様子であれば、些細なことでも何かしらの手伝いを申し出るように意識している。小さな積み重ねと仲間からの感謝を集めていくことで自分が困っているときにはすぐに仲間が駆け付けてくれるのである。


このように、仕事を行う際は自分の役割に徹することも重要ではある。しかし、常に視野を広く保ち、仲間に尽くしていく意識もまた重要である。それらを普段から積み重ねていくことでメンバー間に信頼感が生まれ、結果としてチームワークの醸成につながっていくと私は考える。

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