【無料】文章理解チャレンジその2ー小論文の書き方編ー

2021年5月3日月曜日

 


当ブログオリジナル文章理解(東消式)の第2弾です。是非挑戦してみてください。※おまけ問題で空欄補充もあります。

 

以下の文章は小論文の書き方について述べた文章である。これを読み、後の問いに答えよ。(制限時間2分)


小論文の難しいところは、「答えを自分で作っていく」ところにあると思います。択一試験は5つの選択肢から正しいものを選びマークすることで1点がもらえます。しかし小論文のお題には「~についてあなたの考えを述べよ」「OO消防に入ったらあなたはどうしていきたいか」等の文言が必ずといっていいほど入っています。したがって、解答していくにあたって正解はなく「あなたの考え」を記述していくことが重要なポイントとなります。ここが択一試験と比べて小論文の難しいところであり、また合格する上で必要になってくるものです。

 

 また、小論文を書くにあたり心掛けたい事は自分が社会人になるにあたっての自覚を持つことだと思っています。消防士に限らずどのような仕事であれ書類作成は常に付きまとうものです。その際に必要になるものがビジネス文書の作成能力です。まず結論を述べたらその具体的な理由、根拠を読み手に分かりやすく記述していく力が必要であり、小論文を解答していくにあたっても必要になるものだと私は考えています。


 よく公務員予備校において「小論文は起承転結で記述せよ」とアドバイスされることがあるようですが、これはよくありません。なぜなら小論文(ビジネス文書)ではどのようなお題であろうとも➀__________を早い段階で示し、次に②__________を付け加えていく構成が一番相手に伝わりやすいからです。しかし仮に起承転結で書いてしまった場合には③__________が最後に現れてくる構成になるため、読んでいる側としては理解しづらい文章になってしまいます。よって小論文を解答していく際には自分が消防士であると想定し、上司(あるいは市民の方々)を説得するつもりで論述していきましょう。

 


1:本文の主張として最も適切なものを選べ。

➀:小論文は起承転結で書いても内容が伝わりやすければ良い。

②:小論文は自分の考えが書ければ合格レベルである。

③:公務員試験においては択一試験より小論文の方が解答するにあたって難しい。

④:小論文を起承転結で書いてはいけない理由は読みづらい文章になってしまうから。

⑤:小論文はビジネス文書と同様、結論を示した後に理由や根拠を述べるべきである。

 

2:本文中の空欄➀,②,③に入る語句の組み合わせで適切なものを選べ。

1:➀根拠や理由  ②自分の意見  ③自分の意見

2:➀自分の意見  ②根拠や理由  ③自分の意見

3:➀データの分析 ②自分の意見  ③根拠

4:➀データ    ②自分の意見  ③自分の意見

5:➀データからわかること ②根拠 ③自分の意見

 

 

―解答―

1: ⑤(2段落目一番最後に記述あり。)

➀✕:3段落目でそもそも起承転結で書くこと自体に反対している。

②✕:1段落終わりに書かれているが、主張ではない。典型的なひっかけ選択肢。

③✕:②と同様。

④✕:②と同様。

 

2: 22段落目の筆者の考えが繰り返されている重要な部分。よって2段落目の真ん中以降を参考にすると➀は意見、②は根拠が当てはまることがわかる。その条件を満たす選択肢は2しかない。)


今回引用した本文はこちら↓↓↓

はじめに①

※当ブログの過去記事です。良ければ参考にどうぞ。

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