組織のチーム力を高めるために大切なことをあげ、今まであなたが実践してきたことを消防官としてどのように活かしていくか
「組織のチーム力を高めるために大切なことをあげ、今まであなたが実践してきたことを消防官としてどのように活かしていくか」
の解答例です。時間がある方は解説編もどうぞ。
<例文編>
組織のチーム力を高めるために必要なことは2つあると考えている。それは互いを気遣うことと、些細なことでも褒めることである。
まず、お互いを気遣う重要性を感じたのは駅員のアルバイト経験による。駅周辺にて祭り等が開催される際は警備会社のスタッフと共に駅構内や周辺の警備や案内を行っていた。当日は非常に混雑するため緊張感を強いられるが、駅員や警備会社スタッフの区別なく全員で声を掛け合いながら柔軟に対応を行うことができた。その時周りに気を遣ってくれる仲間がいるというだけで非常に頼もしく、私も率先して他のスタッフを気遣い感謝される立ち回りができた。この経験があったことで普段の勤務においても仲間のサポートや困っているお客様を見逃さない視野の広さを発揮できるようになった。この気遣う心掛けを現場配属になった際に実践していきたい。新人は普段の仕事に加え掃除や炊事等様々な仕事を任され目が回る忙しさになる。その仕事を自分の役割に沿って行うことになるが、私は自分の役割だけにとらわれず手が空いた際は同僚が困っていないか常に気にかけ自分にできることはサポートしていくことを心掛けたい。駅員アルバイトでの経験のように頼れる仲間がいるだけで心強く自身の心にも余裕ができ、その余裕が視野の広さや仲間への信頼感を高め、結果としてチームの力が向上すると考えている。
次に褒めることの重要性を感じた理由は空手サークルでの経験による。入部したての頃は昇級するにあたり先輩方に常に面倒を見てもらっていたが、次第に彼らは自身の為の練習を優先するようになっていった。私を含めた新入生は昇級するにあたり自分で課題を見つけ練習する必要があった。その際私はお互いの昇級に必要な型や演武について些細なことでも褒め合うことを提案した。その結果自分では気付かない部分が褒められモチベーション維持につながっていった。そしてより良いパフォーマンスを発揮していくにはどうすればいいか仲間内で自然と考えられるようになっていった。この褒めることについては私が後輩を持った際に実践していきたい。消防学校においては毎日のように助教の方々に指導をして頂けるが、現場に配属になった際は上司の方から指導してもらえるとは限らない。その際に空手サークルでの例のように、自身で課題を見つけ克服していく際に戸惑う者が生じることが想像できる。その時に後輩の行った仕事や訓練について必ず1つは褒められる部分を見つけて伝えるよう努めたい。そして後輩達のやる気やモチベーション維持を促し、より良い仕事をしようと自発的に思ってもらえるようコミュニケーションを取っていきたいと考えている。そして自発的に動く後輩を持つことができればそれもチーム力の向上につながっていくと私は考える。
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