東京消防庁Ⅰ類の2次試験を受験したときの話<身体・体力検査編その2>
最後に実施されたのが体力検査です。
採血時の腕のチクチクした痛みが晴れぬまま体育館に移動し、整列したら体操が始まります。体操が一通り終わると運動機能の検査として、
腕を前に真っすぐ伸ばし、手のひらを正面に向けたままグーパーを1分ほど繰り返しました。他にも両目を閉じて片足立ちや10メートルを真っすぐ歩く検査がなされました。
それらの検査が終わると再び整列し、腕立て伏せのテストが行われました。このときの腕立て伏せの要領としては、
①「下げ」の合図で一回下げたら4、5秒停止し、
②「上げ」の合図で上がり、
これを14回繰り返すものでした。
③そして15回目は「下げ」の合図で下げた後約15秒停止し「上げ」の合図と共に上げたらその状態で2、3秒停止し、
「やめ」の合図で体勢を解除し終わりです。
※ちなみに「やめ」の合図があるまでは気力が余っていたとしても膝をついたり、お尻を上げたりして体勢を崩してはいけません。ここら辺のことは事前に試験官の方から説明があるはずなのでしっかりと聞いておきましょう。
腕立て伏せの後は1班7、8名程のグループに分かれ、そのグループごとに種目をこなしていきます。ちなみに種目の中にある1km走も体育館内で行いました。走る場所は体育館の壁に沿って設けられている通路(建物2階部分、幅約2.5m、1周約150m)で、各種のトレーニング機材も並んでいます。
下の画像において赤線で囲った部分が通路です。
(東京消防庁HPより引用、加工しています)
画像では見えませんが、小さいランプが通路に沿って一列に埋め込まれています。このランプが1個づつ順々に光っていくことで走るペースを教えてくれるなかなかハイテクな設備となっています。
一通り種目をこなすと一番最初に集合した部屋に集まり、着替えた後解散となります。
そして最後に試験官の方から受験生全員に対してのお願いがありました。具体的には、
信号を守る、
横着せずきちんと横断歩道を渡る、
歩道を横並びで歩かない、
コンビニでたむろしない等
ごく当たり前のことでした。理由としては消防学校の近隣に住む方からすれば、
消防学校から出てきたスーツ姿の者は消防関係者と見られてもおかしくない
からであり、受験生の段階であったとしても都民の方々の信頼を損ねるような行動は慎むようにとのことでした。
面接編につづく
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