はじめに②

2019年12月22日日曜日



麻布消防署(東京消防庁)

―そもそも小論文ってどんな試験科目?―


 小論文は択一試験のような「暗記が勝負」の世界ではありません。如何なる論題においても問われるのは「あなたはどう考えるか?」ということです。この「あなたの考え」を問う試験において「暗記したもの」を持ち込んでも勝てる見込みはほぼありません。
 
重要なのは日々「自分で考える」力を鍛えていくことに他ならず、試験直前期になって解答例を読み込み、暗記していくのはいい策とは言えません



―上記を踏まえた、当ブログの記事レイアウト変更―

 変更する点としては、これまでの「解答例、解説編」という流れから「ヒント編、解答例、解説編」の構成へとなります。これは小論文特有の「正解はない問題文」に対応する力および自分で解答を考えられる力をつけてもらうためです。

 以下に新レイアウト適用後の当ブログの利用方法を2点紹介したいと思います。



―どのように読めばいいの?その1(当ブログの使い方)―

 具体的に述べますと記事の使い方として最初に設定されている「ヒント編」を活用し、まずは自力で小論文の骨格を作ってもらいます。論の展開の仕方はこちらで設定していますので、その展開ごとに盛り込むべき要素を12行程度でそれぞれ自分なりに埋めてみてください。

 次はこれらの要素をヒントにしつつ、インターネットや消防白書などあらゆる情報源をもとにして具体的に、より論理的になるよう字数を増やしながら実際に原稿用紙に落とし込んでいけば「誰かのマネではない、あなたなりの小論文」が完成するようになっています。

 そして最後の段階で解答例を読んでいただき、自身が作った答案と比べてみてください。おそらく自分の答案と視点が違っていたり、主張の根拠としているものが異なっている場合があると思います。
 
 しかしそれはご自身の答案が不正解であるということではなく、他人とは違った視点で答案を作ったということに他なりません。これこそが小論文における「あなたらしさ(個性)」の顕現なのです。



―どのように読めばいいの?その2(当ブログの使い方)―

 第2の使い方としては各記事の「ヒント編」だけを読み、頭の体操程度に大まかな小論文の骨格を作っていく方法があります。論の各要素ごとに12行程度埋めていくだけですので、授業の合間や電車での移動時間中などちょっとした時間の隙間を使って簡単に小論文の練習ができるようになっています。

この新レイアウトは本記事以降に投稿される解説記事からの運用となりますが、過去に投稿された記事においても順次更新していきますので是非ご活用ください。そして、いつか如何なる論題においても即時に構成が固められるようになり、問われていることに対し忠実にかつ規定字数をしっかり書き上げられるようになれれば当ブログを卒業したことになります。当ブログを読まれている方々には是非この「小論文に関しては無敵レベル」に到達して欲しいです。

そして私が平成27年度の東京消防庁Ⅰ類2回目、Ⅱ類の一次試験終了後に感じた「一次はおそらく合格したな!」という感覚を是非味わってほしいです。もちろん最終合格するにあたり面接試験対策も必要ではありますが、東京消防、政令消防を面接で落ち続けた私は如何なるアドバイスもできる身分ではありません。しかし小論文に関しては当ブログを介して読者の皆様に対して少しでも有益なものを提供できるよう努めてまいりますのでよろしくお願いいたします。




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